紅牙のTRPG的何やかや

十六夜一族

概要

「いざよい」と読みます。
もともとは・・というか友人の作った一族。神楽坂との絡みが多く、なんとなく気に入ってるので、勝手に接収(笑)
彼本人の気質を継承しており、基本的に主人公体質。
紅牙の世界では、この一族は"勇者"の資質を継ぐとして設定されている。

特質

代々退魔を生業としていて、その名は公家筋にも覚えがあるというほど。念動などの物理的超能力を現し、剣や格闘とあわせ独特の戦闘法を継承している。
強力な戦闘能力を有する反面、探知、治癒系統に弱い者が多く、それらを補うパートナーを連れていることが多い。
中には、獅子王を所持することによって見鬼を得るというような者もいるようだ。

獅子王

一振りの刀の銘である。この一族の当主が受け継ぐ刀で、この刀を受け継いだ者は、名に牙を冠する。

霊剣とか神剣とかの異名を持ち、その由来は、古き一族の者が化身したものだとか、恨みをこめて打ち上げたものであるとか諸説あるがはっきりしていない。
時折言葉を発したり、意思を持っているかのように鞘から抜けなかったりと心があるようなところもあるが、当代の所持者の心根を映しているのではないかといわれている。
その威力は強力で、単純に使うだけでも魔人クラスにダメージを与え得るというバケモノ刀だ。
紅牙の世界では、獅子王と十六夜の牙がそろって始めて魔人を討ち果たす"勇者"たりえると設定しています。血によって継がれるのだからそのくらいの縛りは必要でしょう。

黒マント

デフォルトコスチュームである。大正であろうが、戦国であろうが、USFAD・Ageであろうがいつでもどこでも黒マント。
別に脱げないとか、脱ぐと凄いんですとかそういうことはない。
特別な能力を持ったものもあったようだが、基本的にはただのマントであることが多い。

ハナ血

そして、忘れてはならないのがこの特性。いや、最重要といっても過言ではない(笑)。
異性の裸体を目にすることによって、量や勢いの差などはあれども、ほぼ100%でハナ血を吹く。
異性との性交渉の経験のあるなし、また本人に邪な思いがあるなしにかかわらないようだが、対象年齢の範囲内に限られるようだ。

獅身相(ししんそう)

さて、十六夜の牙の名を持つ者と獅子王。その二つがそろえば"勇者"になれるということだが。
ことはそう簡単でもない。まぁ、詳しくは規定しないが、その二つと"捨命必勝"とでも言うべき志というか心意気というか、状況というかそういったものが必要です。
まぁ、ぶっちゃけ物語的に盛り上がりがないとだめということだ。クリリンが死ぬとか(笑)

そういったことがそろったとき、彼等の頭髪が爆発的に伸びる。だが視界をさえぎることなく全部が背に流れ大きく広がる。獅子の鬣のように。
そうなるともう手に負えない。まぁ、スーパーサイヤ人になると思えばいい。戦闘力は跳ね上がり、苦手分野だった知覚系能力も研ぎ澄まされる。
言動や表情などが獣じみてきて手加減とか、細かい力加減とかがほとんどできなくなるという欠点もある。
この状態のときは必ず止めを刺してしまうし、相手が魔人であろうとなかろうとその存在を根底から消し去ってしまう。
これも血によって継がれる"勇者"の弊害である。

また、獅子王を持たずしてこの獅身相を表した者はいないとされている。獅子王がないと出せないのか、獅子王があると出せるのかはわからない。

歴代の牙

十六夜の家において、名に牙を関するのは当主および後継者の証であるようだ。"獅子王"を受け継いだ者の名かと言えば、そうでもないようだ。
いくつかの事例から鑑みるに、後継者に当たる血筋で、ある一定の十六夜流での段位を得た者が、牙の名を冠するようだ。

この習慣がいつから始まったのかはわからないが、改名が平易でなくなったロストエイジ近代(つまるところ現代)では長男がその名を継いでいたようである。

三代目蒼牙(そうが)

彼に関しては設定でしか知らないので、不明瞭ではあるが、一族史上最強の剣士であったといわれている。十六夜流の基礎、および奥伝はほとんど彼が編み出したものだと伝えられている。また、彼の手にはすでに獅子王が握られていたそうである。

六代目龍牙(りゅうが)

ゴーストハンターにNPCとして登場した。彼のシナリオにおける、ポスト・ケン=クサカベをねらっていたのだろうが、大人数かつ、バランスのとれたPCパーティーの活躍のせいで、出番がほとんどなく"戦闘員"等と不名誉な名で呼ばれていた。

中の人のダイス目が鬼悪のせいか、データ上の実力の半分も発揮できずに終わった不遇な男。ちなみに、設定上は牙中最高の霊能力を誇ることになっている。

PCと緩やかかつ暖かい愛をゆるやかにはぐくんだりと、紅牙の目から見ると、牙中一番幸せになった男(笑)。

八代目霧牙(きりが)

風魅香のパーティーメンバーだった。器用貧乏というと聞こえが悪い、万能系のキャラクターだった。相馬小次郎が元ネタらしく、愛犬(シリウス)に宿ったケルベロスを伴っていた。

当時のマスターがラブネタ大好物だっただけあって、恋人としてもう一人キャラクターを持っていたが、ただでさえ一人二役はつらいのに、一人ラブネタとなると・・・。
恋人役は能力・・・というか役割が風魅香とカブっていたせいか、やはりPC優勢と言うことで、影が薄くなってしまった。(紅牙は彼女が雅さんというおとなしそうな女性であること以外記憶にない。)

風魅香が魔人となったせいで、必然的に彼も魔人級に(笑)彼は一族中一番高いところに昇った男ということになるだろう。善いか悪いかは別にして。(彼は勇者であるが故か、魔人級の力を持っても魔とはならなかった。)

子細は忘れてしまいましたが、彼はある時獅子王を風魅香に預けます。そして、風魅香はその封を優二郎に任せます。

最後の十六夜煌牙(おうが)

煌一郎君です。紅牙がRLをするトーキョーN◎VAによく出演したキャラクターです。

彼は孤児で、十六夜流を継いでいません。彼の武術は武神(たけがみ)流という総合武術が下敷きになっています。武神流を修めるなかで、刀術への特出した才を見いだされた彼はそれを自己流に昇華し、師より十六夜流を名乗るのを許されたのです。その技の数々ははからずも牙に継がれていた十六夜流と同じモノでした。それというのも、もとより彼にはが宿っています。そう、それぞれ一族最強と呼ばれた牙の加護があったので、身のうちから十六夜流が湧き出したのだといえるでしょう。もちろん、厳しい修行をした上での話なのですが。

で、ニューロジェミニとの死闘をへて優二郎との邂逅を果たし、彼から獅子王をもらい受けます。

その後、彼は風魅香を討ちます。自らの力ほぼすべてと蒼い霧の龍、そして獅子王と代償は大きかったようですが、何とか討ち果たすことができたのです。
自らの使命を果たし、古き十六夜のすべてを失った煌一郎は、自ら新たな十六夜の祖となる決意をし、自ら煌牙を名乗り今一度修行の旅に出るのでした。「紅牙先生の次回作にご期待下さい。」ってな感じに終わるわけです(笑)。